デジタルカメラ digital still camera 2004 9 14

 デジタルカメラを使っている人で、
もっと上手な写真を撮りたい、
あるいは傑作写真を撮りたいという人もいるのではないでしょうか。
 そうすると、現在のデジタルカメラでは、プロはともかく、一般の人は難しいと言えます。
その理由は、デジタルカメラの多くが、
標準レンズに近い「広角レンズや望遠レンズ」を装備しているからです。
 一般的に言って、標準レンズで傑作写真を撮れと言われても、かなり難しいのです。
標準レンズでは、「絵の才能」や「被写体に、もう一歩近づいて撮る」という行動力が必要です。
そうした「才能」や「行動力」がない人は、
本物の「広角レンズや望遠レンズ」を使う必要があります。
 実は、私も、高校生の時に、
父親に一眼レフのカメラを買ってもらった当時は、
標準レンズで、写真の構図を研究したり、行動力を発揮して、頑張っていました。
 今は、そんな元気がありませんので、
広角レンズや望遠レンズを使い分けて、写真を撮っています。
実際のところ、標準レンズを、ほとんど使っていません。
要するに実力が落ちたからです。

デジタルカメラ digital still camera 2003 11 12
 デジタルカメラは、よく売れていますが、
「売りっぱなしで、あとは、面倒を見ない」という感じですので、
これでは、デジタルカメラの将来が、心配です。
 そこで、私から、デジタルカメラの使いこなしをアドバイスします。
この前は、コスモスの季節でした。
みんな、コスモスを、デジタルカメラで写していましたが、
あとで、プリントしてみると、
期待はずれの結果になり、がっかりしたでしょう。
 しかし、プロが撮ったコスモス畑の写真を見ると、見事でしょう。
どうやって、見事な写真を撮るか。
 それは、望遠レンズを使うのです。
望遠レンズというと、
素人は、遠くのものを拡大して、写真を撮るということを連想するでしょう。
 しかし、望遠レンズの本当の使い方は、
「景色の切り取り」と「圧縮効果」です。
 「景色の切り取り」とは、文字通りで、
たとえば、プリントされた写真を見て、周辺に余計なものが写っていると、
ハサミで、周りを切り取ることがあるでしょう。
これを、撮影の時点で、望遠レンズを使って行うのです。
景色のなかで、余計なものを、望遠レンズで切り取って、
写ってほしい景色だけにするのです。
 次に、「圧縮効果」とは、菜の花畑や、コスモス畑の時に、役立ちます。
標準レンズで、コスモス畑を撮ると、コスモスの花が、まばらに写ると思います。
 望遠レンズには、圧縮効果がありますので、
コスモス畑の花が、まばらに写ることなく、圧縮して写るのです。
これで、美しいコスモスの花が密集して写ります。
ただし、望遠レンズは、200mm以上の望遠レンズが必要です。
 ついでに、今(11月12日)は、七五三の季節でしょうか。
子どもの写真を撮っても、
「なんだか、暗く写った、あるいは、明るすぎる」、
そんな経験がありませんか。
 これは、露出が合っていないのです。
しかし、素人が、適正な露出を判断するのは、難しいのです。
 そこで、オートブラケットという機能を使うのです。
これは、自動的に、
「少し暗め、適正、少し明るめ」の3枚の写真を撮ってくれるのです。
これで、失敗はなくなります。
 この機能は、プロでも使っています。
プロの場合は、失敗が許されませんから。
 ただし、オートブラケットは、
少し値段の高い機種にしか装備されていません。
 それから、広角レンズの使い方でしょうか。
広角レンズは、望遠レンズよりも、使いこなしが難しいのです。
 素人が、広角レンズで撮った写真は、
なんだか、テーマが、はっきりしない写真となります。
 広角レンズは、広い範囲が写りますので、「絵作り」が必要です。
一枚の写真のなかに、前景、中景、遠景のテーマを作る必要があります。
前景とは、手前の被写体です。
中景とは、ポイントとなる被写体です。
遠景とは、遠くの景色です。
もちろん、これは、学校の美術の時間に勉強したはずです。












































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